#216 1on1オフィスアワーのご案内
先週、米国で最も影響力のあるテック・VC・スタートアップイベントの一つであるUpfront Summit に参加してきました。Upfrontは、現在運営しているファンド・オブ・ファンズの出資先でもあり、前職時代からご縁のあるファームです。今回で4〜5回目の参加となりましたが、年々その規模と質が向上しており、今年も非常に印象的でした。

Intuit Domeのメインステージ
このイベントは、米国のVC・スタートアップ業界の関係者なら誰もが知る場であり、高額な参加費にもかかわらず、多くの人が集まります。ただし、チケットを購入すれば行けるわけではなく、長いウェイティングリストが存在し、インバイトをもらわないと参加することはできません。会場には業界の著名人が至るところにいて、毎回その豪華さに驚かされます。さらに、LAならではの特色を活かし、他業界の著名人も多数参加。過去には歌手のLady Gaga氏や女優のCameron Diaz氏が登場し、今回はCalifornia州知事のギャビン・ニューサム氏がスピーカーとして登壇しました。
「何を知っているか」と「誰を知っているか」の積集合
Upfrontを率いるMark Suster氏のプレゼンテーションの中で印象的だったのが、「スタートアップ投資家にとって重要なのは、『何を知っているか』と『誰を知っているか』の積集合である」という言葉です。
たとえば、「これからAIが伸びる!」と市場の大きな流れを読めても、それだけで良いVC投資ができるわけではありません。一方で、業界のキーパーソンを数多く知っているだけでも、投資における自分の信念や市場に対する見立てがなければ、投資の成功は保証されません。この考え方は、スタートアップに直接投資を行うVCだけでなく、私のようにファンド・オブ・ファンズのファンド・マネージャーとして活動する者にも当てはまります。
私自身も、今後さらに「知識」と「ネットワーク」の両軸を強化し、アジアを代表するVCファンド・オブ・ファンズの投資家としての地位を確立しながら、より大きくポジティブな影響を生み出していきたいと改めて考えました。
1on1オフィスアワーのご案内
この「誰を知っているか」を広げる観点で、日本でのネットワークもさらに深めたいと考えています。ちょうど、ここ3週間にわたり 「VCファンド・オブ・ファンズをめぐる真実と誤解」 というテーマで3本の記事(1)、(2)、(3)を書きました。読んでくださった方の中には、気になる点や質問がある方もいるかもしれません。
そこで、以下の方々を対象に1on1のオフィスアワー(Zoom開催)を実施することにしました。
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USファンド投資に興味がある方
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USのVC市場全般について知りたい方
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テクノロジートレンドについて議論したい方
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キャリアの相談や、その他の内容について話されたい方
少しでも興味のある方は、まずはこちらのフォームにご記入ください。応募者数に応じてスケジュールの調整方法を工夫し、別途ご連絡させていただきます。
業界を超えた多くの方々とお話しできるのを楽しみにしています!
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