#280 最近ホットなディープテック、ソフトウェア投資との共通点は?

業界関係なく、最後はファウンダーに戻ってくる。
46(Youngrok) 2026.05.25
誰でも

先週末は、私が住んでいるミッション地区で開かれる、カリフォルニア最大級のイベントとも呼ばれる「Carnival San Francisco」が開かれました。

今年もさまざまな国やカルチャーの人たちが、音楽やダンス、パフォーマンスを通して自分たちの文化を披露していて、改めてアメリカの良さはダイバーシティにあるなと感じました。子どもも楽しんでいて、楽しかったです。

パレード

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先週、ディープテックのファウンダーとGPをつなぐプラットフォーム「Deep Checks」のサミットに参加しました。まだ立ち上がって数年の新しい取り組みですが、我々の出資先GPも複数参加しており、以前から面白いプラットフォームだと感じています。

今回のサミットで特に印象に残ったのは、ディープテックであっても、プレシードやシードの投資においては、結局ファウンダーが最も重要だという点です。

もちろん、ディープテックはソフトウェアスタートアップとは異なります。ピボットの難易度は高く、技術開発、ハードウェアの場合は、製造、サプライチェーンなど、考えるべき要素も多い。そのため、市場や事業内容は、ソフトウェア以上に重視されます。

それでも、最後はファウンダーに戻ってくる。難易度の高い技術を事業化し、長い時間軸と高い不確実性を乗り越えられるチームなのか。エクセプショナルなファウンダーをどう見極めるのか。今回の議論でも、この問いが中心にありました。

これは、最近ディープテックVCの中で定着してきた考え方ともつながっていると思います。4、5年前にお会いしたGPの中には、「サイエンスリスクは取らず、エクスキューションリスクだけを取る」という姿勢そのものを差別化ポイントとして語る方々がいました。

しかし今では、この考え方はディープテックVCの間でかなり当たり前になってきているように感じます。科学として成立するか分からないものに賭けるのではなく、科学的にはすでにプルーブンなものを、どう事業化していくのか。そのエクスキューションに賭ける、という考え方です。

この文脈からも、ディープテック投資は技術に目が行きがちですが、その技術を世界に届けるのは結局人なのだと改めて感じました。だからこそ、ディープテック投資の本質もまた、ファウンダーをどう見るかにあるのだと思います。

私自身は、ディープテックを「今はまだ当たり前ではないが、5年から10年後に世界のあり方を大きく変える可能性がある技術」と捉えています。例えば、グーグルが創業された1998年当時には同社もディープテックの会社になり得ます。そう考えると、ディープテックは非常にVCらしい投資領域です。まだ市場が存在していない段階で、将来大きな変化を生む可能性に賭ける。これはまさにVCの本質に近いと思います。

Cartaのデータからも分かりますが、自分の肌感覚としてもディープテックへの投資は最近非常に伸びています。これからまた、世界を変える多くのスタートアップが出てくることをとても楽しみにしています。

References:
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